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【クール】村上春樹風にDTPを語るスレ【感傷】

1 :氏名トルツメ:03/02/09 19:21
今日、営業が持ってきたのは、スーパーのチラシの仕事だった。
クラがデザインしたものを出せという。データを見てみると
一太郎のファイルだった。
オーケー、まあいい。これが高度情報化社会というものなのだ。
一太郎のファイルは一太郎のファイルでしかない。そしてそれを
組み直すのは僕だ。
やれやれ、と僕は思った。今夜も徹夜だ。もう何日家に帰って
ないんだろう。薄れゆく意識の中でバカクラとバカ営業の顔が
交差した。
2003年のとある一日。BGMは『雨に濡れても』・・・

2 :氏名トルツメ:03/02/09 19:25
僕は思ったんだ、きっと昨晩の別れ際のあいつの顔が
何だかさみしそうに見えたのは、月のあかりのせいだけじゃないって。

3 :氏名トルツメ:03/02/09 19:30
ぼくはくしゃくしゃになった校正紙を丁寧に皺をのばしながら
吐息と一緒に一枚ずつ机に並べてしばらく眺めていた。
どれくらい時間がたったろう、気づかない間にぼくの斜め横に
バイトのミイ子が立っていた。

4 :氏名トルツメ:03/02/09 19:40
「これがあなたのレーゾンデートル(存在意義)なのね」と言って、
彼女はその校正紙に手を添えた。
「ああ、でも大したものじゃない。こいつが僕の存在意義なら、
今頃上野動物園の象は空を飛んでるよ」
僕は少々混乱していた。

5 :氏名トルツメ:03/02/09 19:51
「おい、最近顔色が冴えないぜ」とジェイは言った。無理もない。
僕はもう3か月も家に帰っていないのだ。おまけに残業代なんて
出たためしがない。
「ああ、わかってるよ」僕はため息まじりにつぶやいた「でも仕方
ないんだ。有能なやつらはどんどん引き抜かれてるよ。これが
市場原理ってやつさ」
ジェイは神を見るような、哀れみの表情を浮かべた。

6 :氏名トルツメ:03/02/09 19:53
ぼくがミイ子と最初にあったのは、そう、上野動物園の象のオリの前だった。
ミイコは象の飼育係と何やらもめているようだった。
彼女は象のオリの前に「絶滅種モナーを救おう」
って書かれた小さなフライヤーを貼ろうとしていたのだ。
そのフライヤーはどこにでもあるゴシック体で組まれたチープなものだったが
丁寧に組まれた文字をみていると、何だか「モナー」を救わなくては
ならない気持ちになった。
「ぼくのところでバイトしないか?」

7 :氏名トルツメ:03/02/09 19:55
以上、村上春樹に感化されてる最中の>>1でした。

8 :氏名トルツメ:03/02/09 19:57
ぼくは君の作ったフライヤーを見て、思ったんだ。
春のひだまりの中で、モナーと抱き合って
一日中ムツゴロウさんごっこをやれたらどんなに幸せだろう。

9 :氏名トルツメ:03/02/09 19:58
良スレのヨカソ。

10 :氏名トルツメ:03/02/09 20:33
理不尽な仕事もプロである以上きっちりこなす。これが僕のポリシー
だった。過去形になっているのには理由がある。
バカな客や営業の注文にこれ以上我慢ができなくなったからだ。
僕は中古のワーゲンを買った。
会社に突撃する準備ができた・・・

11 :氏名トルツメ:03/02/11 23:02
「君は君のやり方で踊ればいい。
 僕は僕のやり方でやっていくよ。
 会社に突っ込む? いいんじゃないか。
 そう、それもまた一種の雪かきのようなもんだ。
 誰かがやらなくちゃいけないんだ。
 そうやって社会との繋がりを感じればいいんだ」
 ジェイはピーナツの殻を撒き散らしながらしゃべった。
 それは本来僕の台詞のように聞こえた。


12 :村下夏樹:03/02/11 23:07
 その夜だった。再び羊男がやってきたのは。


13 :氏名トルツメ:03/02/12 00:35
DTP的雪かき、それがどんなものか、僕にはよくわからなかった。
僕はビールを飲みながら、社長の顔を思い浮かべた。
それはとても醜い顔だった。
そのときだった。僕にはDTP的雪かきの意味がはっきりした。
醜い顔は消せばいいんだ・・・

14 :村下夏樹:03/02/12 02:05
 羊男は抑揚のない不思議なしゃべり方をした。
「そう醜いものは消せばいい。
 それは君がやるべきことではないかもしれないが、
 君がやったからといって誰かに非難されることでもない。」
 羊男の言葉は何故か僕に双子の姉妹を思い出させた。
 そして頭のすぐそばで双子の姉妹はユニゾンでささやいた。
「さあ、決行よ。」


15 :氏名トルツメ:03/02/12 05:19
僕はスキャナで取り込んだ社員旅行の写真から、社長の姿を取り除いた。
僕のフォトショップを操る腕はなかなかなものだった。
まったく自然な仕上がりに、僕は一人満足した。

16 :氏名トルツメ:03/02/12 17:41
>>15
終わっちゃったじゃねえかYO!!

17 :村下夏樹:03/02/12 23:51
オーケー。君のリクエストに応えよう。
確かにここで終わらせるわけにはいけない。
いや、ここで終わらせたらいけないんだ。
僕はどうやらきちんと話さなければいけないようだ。
やみくろのことに関して。


18 :氏名トルツメ:03/02/13 00:41
1993年、僕は美学校2年生だった。


19 :氏名トルツメ:03/02/13 12:08
ぼくが彼女に最初に出あったのは、そう、学長の銅像の前だった。
彼女は銅像近くで職員と何やらもめているようだった。
彼女は銅像の前で「2chネラーを集う」
って書かれた小さな名刺を何枚も貼ろうとしていたのだ。
その名刺はどこにもない明朝体で組まれたシックなものだったが
雑に組まれた文字をみていると、何だか「2chネラー」を集わなくては
ならない気持ちになった。

「ところで2chネラーっってなんなの?」

20 :氏名トルツメ:03/02/13 12:16

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         / / λ   / /λ        
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  |       し ̄ヽJ     し  ̄ヽJ   | 
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  |   """"   T"     |   T """ | 
   |   """"    |      ノ    |  """ |  
   \        丶 ___人___ノ    /  
    \_        ヽ―/   __/  
     /          ̄ ヽヽ   \ 
    /             ぷっ


21 :氏名トルツメ:03/02/13 17:52
1993年、タロウはその時代主流だったPC-98を買い換えるためにアキバに出かけた。
「進んだ人たちはDOS/Vってパソコンを使ってるらしい・・」
試しに98以外も見てみようか・・・

そこでタロウが見たモノは

1. 何だか高そうで近寄りにくいキャノン系販売店
2. 店員が量販店の隅っこで花子を縦横無尽に使ってきれいな会報をつくるデモ

果たしてタロウの将来は!!


22 :氏名トルツメ:03/02/13 17:53
(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?(゚Д゚)ハァ?

23 :氏名トルツメ:03/02/13 17:57
1. Mac LCII
2. PC9821

24 :氏名トルツメ:03/02/13 21:09
よくわからないな
僕はそう思ったけど、もちろん黙っていた。
彼女が、このスレに興味を示したことは彼女の髪の毛の
襟足のカールでわかる。
やれやれ、このスレに続きを書いてくれる人なんか
いるもんか。
傘を忘れた事に気づいたけど、もちろん黙っていた。


25 :氏名トルツメ :03/02/13 21:18
傘とは雨を凌ぐ道具である。
クォークとは編集を助ける道具(ツール)である。
果たしてそうなのか?邪魔されてるだけじゃないのか?
自問自答は僕の中で延々と続いた…

26 :村下夏樹:03/02/13 23:02
 そんな自問自答を続けながら歩いているときにそのおじいさんに会った。
 彼は丁寧に名前と住所を名乗り、(誰がただの通りすがりの人間に向かって
そんな丁寧な自己紹介をする?)、猫を探していると言った。
 2丁目だか3丁目の渡辺さんだか田中さんの家の猫を探しているという。
 しかし僕には2丁目と3丁目の区別すらつかないし、ましてや猫の区別など
つくわけがない。(名乗りはしないまでも)丁寧に知らないむねを伝えてから
駅への道を急ぐ僕の後姿ににおじいさんは言った。
「もしお帰りが夕方になるようでしたら、どこかで傘を買われたほうがいいで
 ありますよ。」

27 :村下夏樹:03/02/13 23:07
 傘? たしかに空はどちらかというとどんよりと曇っているが、雨が降り
そうにはない。雨が降るのかいと聞くと、
「夕方にマックが降ります」
 マック? おいおいハンバーグなんか降ってきてたまるもんか。
 やれやれただの耄碌したおじいさんだ。僕は駅へ着いた頃にはもうすでに
そのことを忘れてさえいた。たしかにハンバーグは降らなかった。
 ハンバーグは降らなかったんだ。


28 :村下夏樹:03/02/13 23:16
平成○○年二月十四日 △△新聞・朝刊
「空からMACが降ってきた!?」
 昨日午後五時頃、東京新宿区新宿で空から多数のパソコン・
マッキントッシュが降ってくるという椿事があった。
 たまたま通りかかった印刷会社経営・鈴木道雄さん(五六)
をそのうちの一台が直撃、ほぼ即時状態だった。
 いったい何故パソコンが空から降ってきたのかその原因は
まだわかっていない。製造元のアップル社(東京・新宿)で
も皆目予想がつかないという。その時間に近辺を航空機等が
飛行していた事実もなく、警察も途方に暮れている。
 落ちてきた総数は147台。ウイルスの危険も考えられる
ことから新宿署では触らないよう呼びかけている。


29 :氏名トルツメ:03/02/13 23:18
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絶対儲かるから登録してみて
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30 :村下夏樹:03/02/13 23:18
即時状態>即死状態

31 :氏名トルツメ:03/02/14 00:07
「とにかく不思議な光景だったわ」と彼女はキャラメルマキアートをすすり
ながら言った。「なんて言えばいいのかしら。MacによるManのためのショー
とでもいえるわね。お祭りよ!Winなんて糞だわ。ジョブスは神になったん
だわ!」
スターバックスの僕らの席だけが別世界のように思えた。
僕は彼女がMac信者であることを知った。

32 :氏名トルツメ:03/02/15 00:39
でも、実際彼女がどのくらいのMAC信者であるのかはわからない。
いったい、この世にMAC信者って本当にいるのかい?
僕の頭は混乱していたが、彼女のキャラメルマキアートがちっとも
減っていないどころか増えていることを見逃さなかった。


33 :氏名トルツメ:03/02/15 00:49
人間には人間の実存が、キャラメルマキアートにはキャラメル
マキアートの実存がある。
サルトルならそう言うかもしれない。
よくわからないが、液体の増加をうまく説明できる理論を、僕は
見いだす事ができなかった。
これなら彼女のことをmac信者と考えていたほうがまだましじゃないか、
僕は心の中でそうつぶやいた。

34 :氏名トルツメ:03/02/15 00:53
そして、いつの間にかちゃんとストーリーがつながっていることに
僕は少しだけ感動した。
「やればできるじゃないか」
僕が初めてスーパーのチラシを作ったときの先輩の言葉が心に浮かんだ。
その先輩は去年末、残業地獄の果てに、山の中で首を吊った。

35 :氏名トルツメ:03/02/15 04:47
僕は先輩が逝ったその山を訪ねてみることにした。
地図で調べると、標高が高い山ではなかった。これならハイキング程度の
装備で十分だ。
理由があったわけではなかった。なぜか無性に行きたくなったのだ。
僕はリュックに、お供えとして用意したDICのカラーチップを詰め込んだ。

36 :氏名トルツメ:03/02/15 19:38
僕がカラーチップをリュックに詰め込んだのは、別にDICが好きだからではなかった。
僕はそんなものに関心はなかったし、他社のオペレーターに比べれば、その手の色あわせに対する
向上心はかなり希薄だった。
「そうだな」僕は思った。
先輩がつきあっていた彼女のニックネームはなんだった思い出していた。
それはひどく長い時間思い出していたと思う。
「トクネリ」
そう彼女は「トクネリ」と呼ばれていた。


37 :氏名トルツメ:03/02/15 20:03
彼女は女性としては珍しい印刷機のオペレーターだった。
彼女は特色の作成が得意だった。
「DICのNo.3865を頼む」と言われれば、チップを見ることもなく、
いとも簡単にインキを作ってみせた。
「ちょっとしたコツがあるのよ」あるとき彼女はそう言った。「いつも
心の中に、特別なものを練り上げる強い意志を持てばいいのよ」
特別な練りか・・・
これが、彼女のニックネームの由来だった。

38 :氏名トルツメ:03/02/16 07:49
「人が死ぬのって素敵よね」彼女は僕の耳もとでしゃべっていたので、その言葉は
あたたかい湿った息と一緒に僕の体内にそっともぐりこんできた。
「どうして?」と僕は訊いた。

39 :氏名トルツメ:03/02/17 02:55
彼女はインクのついた手で僕の顔に触れた。
僕には彼女の言いたいことがわかった。
なんていうか、そういうときってあるものだ。

40 :氏名トルツメ:03/02/17 03:26
僕はコマンド+Pを押した。
漆黒の闇の中で背中合わせになっていてもマイクロラインのPSエラーはわかる。
ちょっとした音と空気の動きだけでいろんな事がわかる。
かつて我々はDTPオペだったのだ。
もう、思い出せないくらい昔の話だ。

41 :氏名トルツメ:03/02/17 06:41
MacIIfx+Apple純正20インチ+マイクロライン。
これが当時の最強環境だった。
フォントなんか中ゴシと細明の2種類で事足りた。
クォークはフロッピーを差さなきゃ使えなかったな・・・
アルダスなんていう会社もあったっけ・・・

僕は手のマウスダコを見ながら目頭に熱いものを感じた。

42 :氏名トルツメ:03/02/17 13:59
今思えば白黒の512kMacでMacペイントを駆使し、
イメージライターで出力したドットだらけのプリントアウトを
製版屋に持ち込んでいた。
それがDTPと呼べるものかどうかはわからないが
明らかにぼくたちは次の時代を感じていた。

43 :氏名トルツメ:03/02/17 14:09
自殺した先輩はヒラアミと呼ばれていた。
デザイナーのかけだしだった「僕」がシアン13%を指定したとき、
彼は烈火のごとく激怒した。
「いいか!網は10%きざみで指定するもんだ」

大日本印刷の営業マンがゲラを持ってくる度に
僕は彼のその言葉を思い出す。
ヒラアミさん、あなたの言った事は正しかったんですね。
ゲラの中にはぼくが指定したプロセスカラーの輝きはみじんもなかった。
トクネリ・・ぼくの中で何かがはじけた
「繋がってる」

44 :氏名トルツメ:03/02/17 14:36
ディザの章

警察の取調室は静まりかえっていた。
部屋の隅には1970年代につくられたであろう貧相な緑色の事務机がひとつあった。
その上にぽっんとHPDeskWriterCが置かれていた。
「ビットマップ画像を貼り付けるときの拡大率は必ず整数倍に・・・」
一生分の黒インクを吸った水浸しのプリントアウトのイメージがぼくの頭をよぎった。
ちくしょう。ディザじゃないか。

45 :氏名トルツメ:03/02/17 14:54
「私のこと どれくらい好き?」とトクネリは聞いた。
「配布済みの大手スーパーの特売のチラシの値段が間違ってるくらい好き」
とぼくは応えた。

46 :氏名トルツメ:03/02/17 15:12
「間違いってたまごLパック50円とか・・」

「ネ、ネスカフェ大瓶98円・・」

彼女は長いキスをプレゼントしてくれた。

47 :氏名トルツメ:03/02/17 15:33
良擦れ(・∀・)イイ!!

48 :氏名トルツメ:03/02/17 22:31
「信じられないな」と僕は言った。
繋がっている。
僕はコーヒーを飲みながら自分の出した結論が間違っていないことを頭の中で
もう一度確かめてみた。間違ってはいない。
トクネリとヒラアミは繋がっている。
彼女は長いキスのあと、こう言ったんだ。
「あなたのことを好きなのはどうやって表現すればいいのかしら?」


49 :氏名トルツメ:03/02/18 00:09
「じゃあ、僕の代わりに8Pの会社案内のカンプ作ってくれないか。もちろん明日の
朝まで。渋めのやつと明るめなやつの2案ネ」
僕は精一杯の洒落っ気を込めて言った。
彼女は「バカねェ」といたずらっぽく笑ってから輪転機のほうへ歩いていった。

たしかにつながりかかっている。だがあと一歩のところで切れてしまうんだ。
僕が半分本気だったのを、彼女はどれだけわかってくれたのだろうか。
僕は残りのコーヒーをすすりながら、パンフのレイアウトを考えることにした。


50 :氏名トルツメ:03/02/18 00:12
ドラムスキャナからポジが剥がれ落ちて割れる
「バリバリ」と言う切ない音が
二人に世界の終わりを告げていた。

51 :村下夏樹:03/02/18 00:20
そう繋がっている。
今トクネリを抱き寄せているこの僕の手が、鈴木社長を殺したんだ。
MACを抱えあげたときの腕が感じた重さや、社長の頭がぐしゃりと
つぶれたときの表現しようのない気持ち悪さが突然よみがえった。


52 :氏名トルツメ:03/02/18 00:28
それは次第に鈴木社長の顔から
大きなナメクジに変化していった。

やれやれ、どうやら悪い夢を見ていたらしい。


53 :氏名トルツメ:03/02/18 01:08
僕は昼休み、気分転換に屋上に出た。
外はまだ寒い。
だが、ひとときだけ、仕事のことを忘れることができた。

54 :氏名トルツメ:03/02/18 01:27
そして屋上でオナニーだ。
オーケー認めよう。僕は変態だと。

55 :氏名トルツメ:03/02/18 01:30
トクネリ――DTPエキスパートへの道はまだ遠そうだ・・・アウッ

56 :唐突な幕切れ:03/02/18 01:35
こんなふうに僕のDTPライフは過ぎ去ってゆく。
一体だれが、僕みたいな生活を送りたいというのだろう。
そんなやつ、アザラシにだっていないに違いない。

屋上の風はいつまでもつめたかった。

57 :氏名トルツメ:03/02/18 01:45
/ / / / / / / / / / / / /
   (\/)/|/|∧|\__)V(_ノ)__        /
 /⌒   ⌒)     /      〈     ̄ヽ⌒⌒\   /
 |  ノノヽ ノ/^\/^! ( (⌒)ノノノ /\/ヽ |    ヽ
 |ノ、  , | ´   `| < ・ > |<・>/ ■ ■ |/||_||_||_||_|
 (6  ~ ~ | 、_` !´_,|   ´ 」` | (⌒゜ ⌒゜| (= '(=| /
 |   〜 |<| | | |~| ||  、/^^\| ⌒ 」⌒ |   , | |
 ( (+⌒X⌒))\| | |/| \  ^  /  ' ー=  /   3 | |
  ヽ_  ^_ノ\__/  \__/ \__/\__/__|  \
\ \  ̄\ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \ \

こ れ に て 終 了 。

58 :氏名トルツメ:03/02/18 07:47
そして、また羊男が山羊男を連れてやってきた。


59 :氏名トルツメ:03/02/18 08:50
山 羊 男 っ て な に

60 :世直し一揆(コピペ推奨):03/02/18 09:57
<血液型A型の一般的な特徴>(見せかけの優しさ・もっともらしさ(偽善)に騙され
るな!!)
●とにかく気が小さい(神経質、臆病、二言目には「世間」、了見が狭い)
●他人に異常に干渉し、しかも好戦的・ファイト満々(キモイ、自己中心)
●妙にプライドが高く、自分が馬鹿にされると怒るくせに平気で他人を馬鹿にしようと
する(ただし、相手を表面的・形式的にしか判断できず(早合点・誤解の名人)、実際に
はたいてい、内面的・実質的に負けている)
●本音は、ものすごく幼稚で倫理意識が異常に低い(人にばれさえしなければOK!)
●「常識、常識」と口うるさいが、実はA型の常識はピントがズレまくっている(日本
の常識は世界の非常識)
●権力、強者(警察、暴走族…etc)に弱く、弱者には威張り散らす(強い者にはへつらい、弱い者に対してはいじめる)
●あら探しだけは名人級でウザイ(例え10の長所があってもほめることをせず、たった1つの短所を見つけてはけなす)
●基本的に悲観主義でマイナス思考に支配されているため性格がうっとうしい(根暗)
●単独では何もできない(群れでしか行動できないヘタレ)
●少数派の異質、異文化を排斥する(差別主義者、狭量)
●集団によるいじめのパイオニア&天才(陰湿&陰険)
●悪口、陰口が大好き(A型が3人寄れば他人の悪口、裏表が激しい)
●他人からどう見られているか、人の目を異常に気にする(「〜みたい」とよく言う、
世間体命)
●自分の感情をうまく表現できず、コミュニケーション能力に乏しい(同じことを何度
も言ってキモイ) 
●表面上協調・意気投合しているようでも、腹は各自バラバラで融通が利かず、頑固(本当は個性・アク強い)
●人を信じられず、疑い深い(自分自身裏表が激しいため、他人に対してもそう思う)
●自ら好んでストイックな生活をしストレスを溜めておきながら、他人に猛烈に嫉妬
する(不合理な馬鹿)
●執念深く、粘着でしつこい(「一生恨みます」タイプ)
●自分に甘く他人に厳しい(自分のことは棚に上げてまず他人を責める。しかも冷酷)
●男は、女々しいあるいは女の腐ったみたいな考えのやつが多い(例:「俺のほうが男
前やのに、なんでや!(あの野郎の足を引っ張ってやる!!)」)

61 :氏名トルツメ :03/02/18 12:30
やれやれ。

62 :氏名トルツメ:03/02/18 17:15
白頭山(ペクトゥサン)に大きな虹がかかったその日、
僕は取り返しのつかない大失敗をしてしまった。
トクネリの指示を間違えて大量のみどり色の在庫をかかえてしまったのだ。

63 :氏名トルツメ:03/02/18 17:20
「私自分の名前が大嫌いなの。ねえそう思わないみどりなんて最悪よ」
そういう彼女を見ながら僕は彼女の本名を長い間忘れていたことに気が付いた。
そう、それはとても長い間だったのだ。
そしてふと目の前にある見えない空気の壁に触れてしまったような気がして
ひどく哀しい気持になった。

64 :氏名トルツメ:03/02/18 17:23
あれは虹じゃなくてハンズレと呼ばれる 奇跡だよ・・
生誕から3ヶ月後くらいに 近くを通りかかった羊飼いによって発見される。


65 :氏名トルツメ:03/02/18 17:26
どうして生誕日から3ヶ月後なの?

それはいつも山の中腹に隠れているのさ。

66 :氏名トルツメ:03/02/18 17:37
夜が明けてあたりが明るくなり、
その光の中で出力待ちする人々を、
しっかりと抱きしめることを、
誰かが紙積みしてまちわびているような、
そんなDTPをトンボはなによりも、愛していた。


67 :氏名トルツメ:03/02/18 17:43
「仕事の話でしょ」と彼女が水をむけた。
「昨日も言ったように、仕事はもう完全に終わってるんだ。再校もない。だから話はないんだよ。」
彼女はハンドバッグのポケットから細いはっか煙草を取り出してサンプルのマッチで火を点け、
「それで?」といった感じで僕を見た。
僕が話し出そうとした時に、営業が核心にみちた靴音を響かせて我々のデスクにやってきた。

68 :氏名トルツメ:03/02/18 19:11
「完全な終わりなんて存在しないのよ」
そう完全な終わりなんて存在しない。
彼女の言葉はそのまま僕の体にじっくりと確実になじんでいった。
否定している意識と,享受する無意識。
それは僕の意図してるところではなかったが,それはそれで居心地がよかった。

完全な終わりなんて存在しない。

まぁ,悪くはない。


69 :氏名トルツメ:03/02/18 22:46
そう、完全な終わりなんてない。
営業が言った
「これを今日中にあげてくれ。クラに明日見せる。この色はトクネリしか
だせないから。たのむよ」
オーケー彼女にとってはたいしたことじゃない。
僕はトカゲのような営業の顔は見たくもなかったけど、僕たちは次の言葉を待った。
「オーケーなら、10万枚の仕事だ」
やれやれ、大口の仕事を自慢するのなら会社帰りの飲み屋でやってくれ。
うんざりしながら、僕たちはトカゲの見せた原稿を見た。
「ねえ」彼女は言った。
全面ミドリで、真ん中にどこかで聞いた通信会社のロゴがあるだけのシンプルな
ポスターだ。
「やっぱり、終わりなんてないのね」




70 :氏名トルツメ:03/02/18 22:55
「わたし、やってみるわ!」
彼女の目は、特色を追求する情熱で燃えていた。
その瞳にやどる炎の色までも、彼女ならこしらえてみせるだろう。
トクネリ、君ってやつは・・・

(いつの間にか印刷屋物語になっちったな。オモロイけど)

71 :氏名トルツメ:03/02/18 23:53
やれやれ、また徹夜か、と僕は思った。

口うるさい上司がタイムカードを押して帰ってしまうと、
同僚は残業中にもかかわらず文庫本を取り出して読み始めた。
同僚が読んでいる文庫本をのぞき見ると、
彼は「植字工悲話」という誰かのエッセイを読んでいた。
そしてその安西水丸の挿絵はいつものように僕を混乱させた。
いや、いつもとは比べものにならないくらい激しく僕を混乱させ、揺り動かした。

72 :氏名トルツメ:03/02/19 00:07
昭和恐慌のさなか、多くの少年少女が身売りの憂き目にあった。
そして、多くの若い労働力が植字工として工場に隔離され、
1日20時間近くも働かされた。
雀の涙ほどの賃金は、食費を除き、すべてが借金の方に消えた。

73 :氏名トルツメ:03/02/19 00:12
少年たちは必死で活字を拾った。
意地の悪い管理主任は、あら探しをしては彼らに体罰を加えた。
中には、過酷なしごきに耐えられず、発狂したり、便所で首を吊る
者もいた。
しかしそんな惨状も、公には「オペレート中の不幸な事故」として
片づけられた。

74 :氏名トルツメ:03/02/19 00:16
少女たちはなお悲惨だった。
ちょっとした誤字・脱字を責められ、それをもみ消す代わりに、
夜の性具としての役割を強要された。
逃げ出す者が表れると、徹底的な山狩りが行われ、発見されるや、
体を圧搾機に投げ込まれ、生きたまま血や体液を搾り取られた。

75 :氏名トルツメ:03/02/19 00:19
彼女たちの体液は「汚辱のインク」としてもてはやされ、
限定出版の貴重な印刷物のインクとして使用された。
中にはわざわざそのためだけに幼い命を奪われる少女もいた。

76 :氏名トルツメ:03/02/19 00:20
以上『植字工悲話』より

77 :氏名トルツメ:03/02/19 23:37
やれやれ

78 :氏名トルツメ:03/02/20 10:08
でたらめなひどい記事を書くライターもいるものだ。
読者を混乱させて何か得るものがあるのだろうか。
ぼくはセーラムに火を付けるためポケットを探ったが何もなかった。
そうか禁煙してたんだ・・

79 :氏名トルツメ:03/02/20 12:41
オーケー、僕は禁煙している。
植字工なんてうんざりだ
象工場で働いたほうがまだましだ


80 :氏名トルツメ:03/02/20 21:53
「安心なさい」
208が言った。
「もう植字の時代なんて時代遅れよ」209が続ける。
「そうよ。もう誰も写植なんてしないわ」
彼女はまるで、流行のファッションを語るように、あっさりと言った。
もう裾の広がったフレアー・スカートなんてはく女の子はいないわ。
最後にガーター留めのついたストッキングをはいた女の子を見たのは、いったいいつのことだったろう?



81 :氏名トルツメ:03/02/20 22:54
あとスリップというものもここしばらく見ていない。
昔の映画で、ヤクザの情婦がスリップ1枚で部屋にいるシーンなんかよかったな。

82 :氏名トルツメ:03/02/24 09:51
終わっちゃったの...。残念。

83 :氏名トルツメ:03/02/24 11:27

強制されたCOLORあるいは匿名希望のCOLOR

 窓の外は静かにしらみはじめていた。生まれたばかりの淡い光りが歪んだブラインドを通り抜け
不思議な模様を机の上につくり出していた。
僕はおもむろにラジオのスイッチをONにした。聞いたことのないクラッシックが流れてきた。
音楽といういものは、圧縮した形で社会の記憶を包み込んでいる。そして個人の記憶も包み込んでいる。
いつしか僕は、机の上の不思議な模様をぼんやりと眺めながら僕個人の記憶をさかのぼっていた。

「Kをスミって読むんだって」律子が深海魚の学識名を初めて口にするように僕に教えてくれた。
「シアン、マゼンタ、イエローはそれぞれCMY。そのまんまよね。でもKはスミなんだって」
律子そう付け加えた。律子は色の無いというか色名の無い女性だった。
僕はその頃、初めて合う人に「色」を当てはめていた。なぜ自分がそんなことをするのか自分で理解
できなかったけど、そうすることが、社会と関わる上で最善の方法だった。
バイト先の店長は「グレー」、美術学校の隣にある弁当屋のおばさんは「えんじ」こんな具合だった。
単純に外見的印象で当てはめていたこともあったし、隠そうとしても隠しきれないその人特有のオーラ
のようなものに色を感じていたこともあった。
しかし、律子には色が無かった。それは僕を少なからず不安にさせた。はっきり言って律子は
特別美人というわけでもなかったし、かわいいというタイプでもなかった。でも、不思議に人を
引きつける魅力に満ちていた。それは、律子が自分で捨てようとしても捨てることが出来ない、
そんな生まれ持った強制された素地だった。そして、その魅力にも色がなかった。無色の引力だった。
「なんでBじゃないんだろう...」僕は律子に返事をした。



84 :氏名トルツメ:03/02/24 11:48
「Y.M.Cの次はAよ」
彼女は言った。



85 :氏名トルツメ:03/02/24 12:02
タイホー、 ツーホーシマスタ、祭りキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!

ヴァカな>>1が本名まで書いて(w 皇居にテロ予告しますた

●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
皇居にサリン
http://live2.2ch.net/test/read.cgi/news/1046051988/1
1 :金 :03/02/24 10:59 ID:FFDT5Eux
撒いたら面白い
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●


86 :氏名トルツメ:03/02/28 12:14
もうすぐ世界が終わる・・

87 :氏名トルツメ:03/03/01 12:31
パスタが茹であがったと同時に、モニターに爆弾が出た。

88 :氏名トルツメ:03/03/06 12:17
あ、まだ続いてた(^^)

89 :氏名トルツメ:03/03/07 20:05
age

90 :氏名トルツメ:03/03/11 00:33
村上春樹あげいん。


91 :山崎渉:03/03/13 14:03
(^^)

92 :氏名トルツメ:03/03/18 14:27
もったいないのであげときます。

93 :氏名トルツメ:03/03/18 18:54
かっこう

94 :氏名トルツメ :03/03/18 19:21
ナカタは頭がよくありませんが頭がおかしいわけではありません。

95 :氏名トルツメ:03/04/10 18:52
僕がどこにいても、どんなときでも山崎渉はやって来たが、
その頃の僕にとって、そんなことは
引き出しの隅に埃と伸びきったクリップと一緒に眠っている、
DICのカラーチップと同じ意味しか持たなかった。

トクネリと山崎、今度僕が会うのは
どちらで、いつ、どこでなのだろう?

世界は、引き出しの隅で眠り続けるくたびれた157や198ばかりなのだ。

96 :bloom:03/04/10 19:12
http://www2.leverage.jp/start/

97 :山崎渉:03/04/17 09:12
(^^)

98 :氏名トルツメ:03/04/18 15:43
さっきも言ったようにこの辺りは恐ろしく静かだ
時間は透明な川のようにあるがままに流れてる。

とりあえずageよう
僕はやはり生き延びねばならないのだ。
何のために?
仕事内容を石の壁に向かって語り伝えるために?
まさか。

99 :氏名トルツメ:03/04/18 16:36
ageなくてはならない。
それは、とてもリアルで悲しい事実だった。
空き部屋だらけの高層ビルの一室から眺める景色はどこまでも希薄で、
まるで明日の自分の姿をそのまま映しているようだった。

100 :氏名トルツメ:03/04/18 18:41
僕は再び歩きはじめる。
100のことは忘れよう。
そんなものはとっくの昔に消えてしまったのだ。

101 :氏名トルツメ:03/04/18 22:54
十時にミイ子から電話がかかってきた。とくに用事があるわけではなかった。
彼女は誰かと話がしたかっただけだった。僕らはしばらく害のない話をした。
最後に彼女は言った。「ねえ、あれから何か良いニュースはあった?」
「良いニュースはないよ」と僕は答えた。「何もない」

102 :氏名トルツメ:03/04/18 23:03
「そう、なにもないのね」とミイ子は受話器の向こうで繰り返した。
「ああ」と僕は言った。「サダムがいなくなった後の宮殿みたいなものさ」
僕は変な例えを持ち出したことをすこし後悔した。

103 :氏名トルツメ:03/04/18 23:29
「もう終わったのね?」
「ある意味ではね」と僕は言った。
「歌は終わった。しかしメロディーはまだ鳴り響いている」
「あなたはいつも上手いことを言うのね」
「気障なんだ」と僕は言った。



104 :氏名トルツメ:03/04/19 00:39
くれぐれも僕のぶんのビールを飲むことを忘れないように。

105 :氏名トルツメ:03/04/19 01:14
とりとめのない話をし続けるミイ子に
少々退屈し出した僕は、彼女がどんな反応を示すのか、
ちょっとした思い付きでこんなことを逝ってみた。
「絶滅しそうなモナーがほんとうに助かるには、
 どんな色で刷るといいと思う?」

電話の向こうでしばらく考え込んでいた彼女は、
やがてどうでもいい昔話を始める時のような口調で答えた。
「刷り色のことは考えてもいなかった。
 とにかくゴシック体で組まなくちゃ。
 あのフライヤーは、それだけで作ったフライヤーだったのよ。」

106 :山崎渉:03/04/20 03:56
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)

107 :氏名トルツメ:03/05/07 01:10
オーケー、ここで一度ageてみようか

108 :__:03/05/07 01:12
( ´Д`)/< 先生!!こんなのが有りますた。
ttp://www.yamazaki.90.kg/hankaku/hankaku04.html
ttp://yamazaki.90.kg/zenkaku/index.html
ttp://www.yamazaki.90.kg/hankaku/hankaku03.html
ttp://yamazaki.90.kg/hankaku/hankaku10.html
ttp://www.yamazaki.90.kg/hankaku/hankaku05.html
ttp://yamazaki.90.kg/hankaku/hankaku08.html
ttp://www.yamazaki.90.kg/hankaku/hankaku07.html
ttp://yamazaki.90.kg/hankaku/hankaku01.html
ttp://www.yamazaki.90.kg/hankaku/hankaku06.html
ttp://yamazaki.90.kg/hankaku/hankaku02.html
ttp://www.yamazaki.90.kg/hankaku/hankaku09.html

109 :氏名トルツメ:03/05/07 02:31
フライヤーのことはともかく、agaっているスレはagaっているスレ
でしかない。それを良スレと呼ぼうがクソスレと呼ぼうが僕の勝手だ。
ミイ子ならなんて呼んだかな。
僕はテレビの中の白集団をみながら独り言をつぶやいた。

110 :氏名トルツメ:03/05/07 03:12
それにしても彼等は何故あれほどまでにアザラシに固執するのだろう。
そこに何らかのメタファー(のようなもの)が存在するのだろうか。
あるいは何らかの形而学上的象徴として捉えているのだろうか。
いずれにせよ彼等に必要なのは癒しの象徴ではなく
「適切な」メンターによる真の癒しだろう。
僕はまた独り言をつぶやきながらクラッカーをポリポリと齧った。

111 :氏名トルツメ:03/05/07 11:47
ご融資で生活応援致します

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フリーターの方、ご安心下さい。当社は皆さんの生活を
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112 :氏名トルツメ:03/05/07 23:48
age

113 :春樹:03/05/20 11:32
オーケー
ぼくは、自閉症じゃない
ぼくが自閉症になら村上龍は自開症だ。
ミイ子は首をかしげたが、もちろん肩が凝っていたわけではなかった。

114 :山崎渉:03/05/21 21:45
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―

115 :氏名トルツメ:03/05/22 10:52
村上春樹風に、山崎渉を評価すると?

116 :氏名トルツメ:03/05/22 11:12
そうだ、鉄道が彼、山崎渉のレーゾンデートルというわけだ。
おまけにちょっとかじったことのある連中なら、そこが
絶好の撮影ポイントだと知っている「JR山崎駅」。
日曜ごとに彼はライカを構え、うなりをあげ迫ってくる
223系や、EF65やら、鋼鉄の獣たちの一瞬を切り取っている。
くわえタバコで「ふ、1000番台の赤プレートだぜ」と
呟きながら。

117 :氏名トルツメ:03/05/23 01:24
>>116
うーん
ラスト3行はチョトちがうな

118 :氏名トルツメ:03/05/23 14:08
僕は鼠から送られてきた手紙を、しわくちゃになった千円札を見るような
目で眺めた。すでに僕の中で鼠という男の存在は、癖のある手紙の字の付
属物のようになっていた。
まるで留置所の片隅に無造作に敷かれた毛布のような色の便せんに、居心
地悪そうに並んだ文字列がこう僕に問いかけた。
「やあ、元気かい。君が怪訝そうにこの手紙を読んでいるところを想像し
ながら、ぼくは手紙を書いている。別に皮肉を言いたいわけじゃない。
手紙とは本来そういうものだと思っているし、それについて不満は無い。
ぼくがこうして手紙を書いているのは、君にひとつ頼みがあるからなんだ」


119 :氏名トルツメ:03/05/23 14:25
「その頼みというのが、少しばかり厄介なんだ。
 この話に君を巻き込めば、僕は君に大きな借りを作ることに
 なる。この話に君を巻き込むべきじゃないのかもしれない。
 なんなら続きを読まずに、この手紙を破いてくれてもいい。
 君は僕よりもずっと利口で、カンもいい。だからその判断は
 君に任せることにする。
 ただ言えるのは、僕のいう『頼み』というのは、全てのアド
 ビ製品を一つに統合したとしても、到底太刀打ち出来ないよ
 うな大問題だということだ。

120 :氏名トルツメ:03/05/25 15:54
春樹ってモテるの?

121 :山崎渉:03/05/28 14:50
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉

122 :氏名トルツメ:03/06/20 11:33
あげます。

123 :山崎 渉:03/07/12 12:02

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

124 :山崎 渉:03/07/15 13:17

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄

125 :氏名トルツメ:03/07/25 17:08
えっ・・愛されてる。

126 :氏名トルツメ:03/07/25 18:02
ふっ。
その手紙を読み終えると僕はなぜだか鼻で笑ってしまった。
それが鼠の手だということはわかっていた。
いつもあいつはそうだった。君には無理をさせられないといいながら、
「明日までに入社案内24ページのカンプをつくってくれないか。」なんていう。
できなくはないと目を見ないで応えると、「これ資料。ちなみに企画書もつけてくれ」と
昨年の刷り物1冊をデスク脇に置き風のように去っていく・・・

そんな昔の出来事を思い出し、独りほほえみながら
たばこに火をつけ窓の外を見るとそこにはもう梅雨あけを思わせる
夏の入道雲が広がっていた。


127 :ぼるじょあ ◆yBEncckFOU :03/08/02 03:04
     ∧_∧  ∧_∧
ピュ.ー (  ・3・) (  ^^ ) <これからも僕たちを応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄ ̄∪ ̄ ̄〕
  = ◎――――――◎                      山崎渉&ぼるじょあ

128 :氏名トルツメ:03/08/02 11:38
こんなところで、羊を巡る冒険のねずみからの手紙を読むとは思わなかったなぁ。


129 :山崎 渉:03/08/15 18:13
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン

130 :氏名トルツメ:03/08/18 22:44
>>ねずみからの手紙
原作で、あの箇所を読んだ時はちょっと泣きそうになった。

131 :氏名トルツメ:03/08/25 15:18
hozen

132 :氏名トルツメ:03/09/08 10:08
次作のヒロインは舞衣子?

133 :氏名トルツメ:03/09/08 12:36
男で村上春樹読んでる奴ってキライ。
ナルシストぽい。

134 :氏名トルツメ:03/09/08 15:10
>>133
      _人人人人人人人人人人人人人人_
        >    な なんだってー!!    <
        ̄^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
        _,,.-‐-..,,_       _,,..--v--..,_
    /     `''.v'ν Σ´        `、_,.-'""`´""ヽ
    i'   / ̄""''--i 7   | ,.イi,i,i,、 、,、 Σ          ヽ
.     !ヘ /‐- 、u.   |'     |ノ-、 ' ` `,_` | /i'i^iヘ、 ,、、   |
    |'' !゙ i.oニ'ー'〈ュニ!     iiヽ~oj.`'<_o.7 !'.__ ' ' ``_,,....、 .|
.   ,`| u       ..ゝ!     ‖  .j     (} 'o〉 `''o'ヽ |',`i 
_,,..-<:::::\   (二> /      !  _`-っ  / |  7   ̄ u |i'/
. |、 \:::::\ '' /        \ '' /〃.ヽ `''⊃  , 'v>、
 !、\  \. , ̄        γ/| ̄ 〃   \二-‐' //`

そんな俺も春樹好き。○| ̄|_

135 :氏名トルツメ:03/09/08 20:13
>>132
麻衣子だろ!

136 :氏名トルツメ:03/09/15 22:40
やっとアク禁解除?

137 :氏名トルツメ:03/09/16 20:26
翌日、取引先に出向くため、僕は銀座線に乗った。
表参道で降り、原宿方面へ足を向けたとき、
シックなワンピースを着た若い女の子がチラシを配っていた。
何気なく受け取り、見てみると、ありきたりな不動産チラシだった。
片観音折り、A4、4色+特色1色、両面印刷。
「みどりの杜、大手町まで12分」のコピーが躍っている。
新ゴM、ヒラギノ角ゴシック、じゅん……。どうということのないフォントが使われ
ている。
片観音折り、特色、ヒラギノ角ゴ……。

何かが僕の心を打った。

138 :氏名トルツメ:03/09/16 21:37
何かが僕の心を打った。


139 :氏名トルツメ:03/09/26 01:13
何かが僕の頭を打った。

140 :氏名トルツメ:03/10/18 13:05
休日だというのに、殺人的に無人のオフィスで
つまらない社内報を作っている。
ドキュカラーからファンの廻る音だけが聞こえてくる。

141 :氏名トルツメ:03/10/19 01:33
「素敵な社内報を期待してるわ。でも、仕上がる頃には、もう私は・・・」
麻衣子の意味ありげな言葉が頭の中でこだました。
やれやれ、休日出勤は少しだけ人を感傷的にするようだ。
オーケー、今晩は麻衣子をズリネタにして寝ちまおう。

外は、もう闇が降りていた。

142 :氏名トルツメ:03/10/19 01:35
>>137
半蔵門線はなく、銀座線を使うあたりが春樹っぽいね。

143 :氏名トルツメ:03/10/19 01:37
↑(訂正)
×半蔵門線はなく
○半蔵門線ではなく

144 :氏名トルツメ:03/10/21 02:21
家に帰ってからも麻衣子のことがなかなか頭から離れなかった。
ビールを飲みながら深夜放送の映画を観ていると、眠れないまま時間が
過ぎていった。
やれやれ、もう3時か。夜中の3時にはアシカだってものを考える。
僕はブラウン管の中のウッチャンナンチャンを見ながら麻衣子について
考えるのを止めてみた。

145 :氏名トルツメ:03/10/21 02:26
は?

146 :氏名トルツメ:03/10/23 23:20
翌日、事務所を出ようとしたとたん、電話がなった。
「わたしよ」
聞き覚えのある声だったが、誰かわからなかった。
「すみません、どなたですか?」
「○○町のA4/12Pパンフの件、カンプできてんのか、ゴルァ?」
氷の塊にぶちこまれたような冷や汗が一気に吹き出した。
仕事をすっかり忘れていたのだ。

147 :氏名トルツメ:03/11/20 19:46
「ねえ、悪いけれど今はちょっと忙しいんだよ」と僕は言った。
「あと十分で営業が来るし、いろんな用意もしなくちゃならないんだ」
「毎日ずいぶん忙しいのね」と彼女は皮肉っぽい声で言った。前と同じだ。
すっと声の質が変わる。
「青焼きをとったり、営業を待っていたり。でも大丈夫よ、十分あれば
じゅうぶんだわ。二人で十分お話ししましょうよ。営業が来たらそこで
切ればいいじゃない」
僕はそのまま黙って電話を切ってしまいたかった。でもそうすることは
できなかった。僕は専務に切り出されたリストラのことでまだ少し混乱
していた。誰とでもいいから、何かを話したかったのだと思う。

148 :氏名トルツメ:03/11/20 20:52
「あなたが誰なのかわからない」、僕はマックの隣にあった赤ペンを手に
取って言った。
「私はあなたを知っているし、あなたは私を知っている。あなたの記憶には
きっとなにか誤植のようなものがあるのよ」
「僕にはよくわからないな。つまり-」
「ねえ、むずかしいことを考えるのはやめて、からっぽになればいいのよ。
凸版の創立記念日で仕事が少ない昼下がりにデスクトップアイコンをひたすら
作っていた時のように」
僕は黙っていた。
「麻衣子さんのことも忘れなさい。失業のことも将来のことも何もかも
忘れてしまいなさい。私たちはみんな再校の中からやってきたんだし、いつか
また再々校の中に戻っていくのよ。
ねえ氏名トルツメさん、あなたはこの前いつ定時に退社したか覚えている?
そうね、二週間くらい前じゃない?」
「悪いけれど、もう営業がくるから」と僕は言った。
「本当はもっと前なのよね、三週間ってところかな?」
僕は何も言わなかった。

149 :氏名トルツメ:03/12/05 15:56
これは「僕」の話であるとともに営業と呼ばれる男の話でもある。
その時「僕」たちは7百キロも離れた出版社にいた。
この仕事はそこから始まる。それが初校だ。校了があればいいと思う。
もし、なければ残業した意味なんて何もない。

150 :氏名トルツメ:03/12/05 17:06
「そもそも色校に意味なんてあるのか?」と僕はつぶやいた。
誰も色なんて気にしていない…。
「そう、少なくとも読者はね」
それに最近では色校で文字を直す事なんて当たり前なのだ…。
「でも、僕は色校が好きだよ」
「読者は雑誌の色なんて気にもしない、それを気にするのは今では営業とクラ
ぐらいだ」
「でも、好きなのね…」と誰かが言った。
「好きだよ」
「どうしてなのかわからない、でもね特色やらなんやら、トラップやらグラデ
ェーションやらが色々混ざっている、モアレやトーンジャンプの心配もある。
でも、誰もそれには気づかない、気づくのは誤植だけだ。それでも僕は好きだ
よ、その中にある。ちょっとしたテクニックやデュオトーンや、インクの匂い
や何かがね…」

151 :名無し草:03/12/10 00:29
オーケー、正直に認めよう、
おそらく僕はDTPを憎んでいるのだ。

152 :氏名トルツメ:03/12/12 23:44
「願望増悪よ」と「ちゃーりー」は言った。
「あなたは本当はDTPが好きなのよ。でもそれを認めたくないからDTPを逆に
憎むようになったのね」

153 :名無し草:04/01/16 23:38
「あなたは物事の暗い面を見すぎるのよ」と彼女は笑って言った。
「とにかく、私たちはお礼奉公に来たわけじゃないんだもの」

154 :氏名トルツメ:04/01/17 19:02
営業は音もなく事務所のドアを開け、音もなく閉めた。
「責任者に取りついでいただきたい」と男は言った。
手袋で机の上のほこりを払うようなしゃべり方だった。
「それでは当方の希望を申し上げます。まず第一に、おたくで製作された
2ちゃんねる生命のPR誌の発行を即刻中止していただきたい」
「第二に」「このページの担当者と直接会って話がしたい」
それはたしかに我々の事務所で製作した生命保険会社のグラビア・ページの
コピーだった。
2ちゃんねるの平凡な風景写真-モナーとギコとしぃとぞぬ、そしてどこかから借用した
あまりぱっとしない牧歌的なAA、それだけだ。

155 :氏名トルツメ:04/01/19 03:12
「ageるんだよ」と彼は言った。
「それ以外に方法がないんだ。ageるんだ。何も考えずに、
できるだけ上手くageるんだよ。あんたはそうしなくちゃいけないんだ」

ageるんだよ、と羊男が言った。
アゲルンダヨ、と思考がこだました。
ageるんだよ、と僕は口に出して復唱してみた。
そしてマウスのボタンを押した。

156 :氏名トルツメ:04/02/18 01:43
オーケー、ageれるものならageてみよう。
ただしこれは危険な賭だ。
僕は襟足の長い子供を連れたジャージ姿の夫婦が紀尾井町を散歩しているような
違和感を感じながら、ageることにした。

157 :氏名トルツメ :04/02/27 19:23
「次の電車で帰るんだったら、ひとつお願いがあるんだけど、きいてくれる?」
「もちろん」
「実はDQNが用事ができて先に何処かに行っちゃったの。で、その分の仕事が
一つここの会社に残されたの。
悪いけど、あなたその仕事をちゃんと営業まで持っていってくれないかしら?
仕事もけっこうあるし、バイクに乗せるのも心配だし」
「よくわからないな」と僕は言った。
「どうしてDQNが仕事を一人で放り出して何処かに行っちゃったりするんだよ?
そんなの滅茶苦茶じゃないか?」
彼女は肩をすくめた。
「だからまあ、滅茶苦茶なDQNなのよ。」
「やれやれ」と僕は言った。

158 :氏名トルツメ :04/04/11 02:40
今、僕はageようと思う。

159 :氏名トルツメ:04/04/11 03:26
「DQNの巣窟にいることが、これ以上耐えられないの……」
直子がため息混じりにそうつぶやいた。
「私、一般常識だってあるし、有名大学だって出てるわ。
なのに、なんでこんな地方の同族印刷会社に来てしまったのかしら……」
家族経営で社長は2代目……典型的なDQNパターンだ。

160 :氏名トルツメ:04/04/11 18:50
六時半に会社は近くの仕出屋から弁当をとってくれた。あまり立派な
弁当とは言えなかった。どちらかと言えばジャンクフードに近かった。
でも十一時になってもその仕事は終わらなかった。終わる徴候
すら見えなかった。十時に上司が部屋を出て、十一時に戻ってきた。
仮眠を取ったらしく、目が少し赤くなっていた。彼は自分がいない
間に書かれた仕事をチェックした。
僕はもううんざりだった。
十一時半に疲れて、眠くて、もうこれ以上は何も仕事できない、と僕は
宣言した。
「弱ったな」と営業はいかにも弱ったように言った。
「これすごく急いでいるし、凸版にとって重要なことなんです。
申し訳ないんですが、できることならこのまま頑張って何とか
最後までやってしまいたいんですがね」

161 :氏名トルツメ:04/04/16 16:31
やれやれ、また同族経営か・・・

162 :氏名トルツメ:04/04/20 20:46
「時々ね、どうしても我慢できなくなることがあるんだ。
自分がDTPオペレーターだってことにね。
逃げだしたくなるんだよ。わかるかい?」

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